子どもの事故防止を考える!ヒヤリハット・事故事例を調査

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      子どもの事故防止策は、子育てをする上で必要な知識です。

      安全に気を張り巡らしていても、想定外の行動をするのが子どもです。少しの油断が大きな事故につながる可能性もあるため、保護者としては気が抜けません。

      そこで当サイトでは、ママたちが体験した「ヒヤリハット」を大調査! こども家庭庁や消費者庁のデータと照らし合わせて、子育てで起きやすい事故事例を紹介します。

      さらに、こども家庭庁の「こどもの事故防止ハンドブック」を参考に、事故防止策も解説。少しでも想定外を減らすことで、子育ての不安を解消しつつ、子どもの命と健康を守りましょう。

      子どもの事故をデータで見る

      それでは、どれくらいのママたちが、子育てでのヒヤリハットを経験しているのでしょうか。こども家庭庁のデータや、当サイトのアンケート結果をもとにご紹介します。ヒヤリハットとは重大な事故が起こる一歩手前の状況を指します。

      子どもの不慮の事故の現状

      こども家庭庁が発表する資料「こどもの不慮の事故の発生傾向と対策等」によれば、「不慮の事故」は、下記のどの年齢においても子どもの死因上位にあることがわかります。
      出典:こども家庭庁「こどもの不慮の事故の発生傾向と対策等」

      子どものヒヤリハット経験は9割越え

      続いて、当サイトユーザーに、ヒヤリハットの経験有無について質問したところ、9割超のママたちが経験したことがありました。

      ヒヤリハットが起きた環境としては「家の外と中の両方」という回答が1位でした。

      次に「家の中」という声が多く、子どもにとって安全基地であるわが家にも危険が潜んでいることがわかります。

      子どもの事故|危機一髪事例と防止ポイント

      子ども 事故防止

      ママたちにヒヤリハットが起きた場面について質問したところ、以下の通りとなりました。

      「ヒヤリハット」を体験したシチュエーションの上位5位

      1位 イス・ベッドからの落下 20.5%
      2位 道路・横断歩道 13.1%
      3位 誤飲 11.6%
      4位 危険なものに触る 11.6%
      5位 自転車 8.5%

      事故の種類別に具体的な事例をご紹介します。「こどもの事故防止ハンドブック」を参考に、年齢別に事故防止ポイントも解説していきましょう。

      転落・転倒事故

      転落・転倒事故は、子どもがまだ歩けない月齢のときから注意が必要です。

      6ヶ月のころ。まだあまり動かないからとベルトをしっかりしていなかったら、ベビーカーの上で寝返りして落ちそうになった(30代ママ)

      息子が1才の時、抱っこ紐を前向きで入れて抱いていたが全てのバックルをちゃんと止めていなかったため、買い物中下の商品を見ようとしゃがんだ拍子に息子が頭から落ちそうになった。商品棚にもぶつかりそうだったのをギリギリでキャッチした(30代ママ)

      2歳のとき、自分で窓をあけて(外を)のぞいていた(40代ママ)

      当時3歳くらい。親子教室で訪れた保育園で、先に靴を脱がせて玄関を上がらせました。私が自分の靴を脱ぐのにもたついていると、子供が後ろ歩きをしだして。「止まって」と声をかけても止まらず私の焦る様子を喜びながら後ろ歩きしていく。後ろは階段「止まって!!!」叫んでも止まらず、靴を履いたままおいかけ腕を掴んだ時はもぅ子供の片足が浮いた状態で。本当に危機一髪でした。思い出しても怖くて泣きそうになります(30代ママ)

      転落・転倒事故が発生しやすい場面と事故防止ポイントは以下の通りです。

      【0~1歳】
      添い寝、おむつ替え、食事のとき
      ・ベビーベッドの柵やハイチェアの安全ベルトなどを必ず使用する
      ・高さのある場所でおむつ交換をしたり、ハイチェアで食事をさせたりする際は、事前に必要なものを準備して子どもから目を離さない。片づけは子どもを降ろしてからにする

      抱っこひも、ベビーカー、ショッピングカート利用時
      ・取扱説明書や注意事項等を確認して正しく利用する
      ・抱っこひもをしながらかがむときは、子どもを手で支える
      ・抱っこひもに抱き下ろしする際は低姿勢で行う
      ・ベビーカーに重いものをぶら下げているときや、段差を乗り越える際はバランスを崩しやすいため注意する

      【1歳~】
      ベランダ、階段、窓からの転落
      ・階段前に柵や窓に補助錠をつけて安全対策を施す
      ・窓付近やベランダに踏み台となるものを置かない
      ・子どもに危険であることを伝える(網戸への寄りかかりにも注意)
      ・子どもだけを残して外出しない

      【2歳~】
      遊具、ペダルなし二輪車、キックスケーター使用時
      ・対象年齢を守って正しく使用する
      ・6歳以下の子どもが遊ぶ際は、大人がつきそって目を離さない
      ・引っかかりやすい衣服などを身につけない
      ・ヘルメットやプロテクターを着用する

      自動車・自転車事故

      子ども家庭庁「こどもの不慮の事故の発生傾向と対策等」によれば、交通事故は1歳以上の全年代における子どもの不慮の事故死因トップです。

      ちょっと目を離した隙に道路に飛び出してしまった。3歳くらい。(50代以上ママ)

      電動自転車の前座席に幼稚園児の子どもを乗せ、抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこしていたときのこと。自転車を降りて押して方向転換をしようとするも、普通の自転車とは違ってうまく回れず、自転車が倒れかけてヒヤリとした。子どもを乗せているから重い上に、赤ちゃんを抱っこしているから思うように体が使えず、自転車を起こすことができずに困った。(40代ママ)

      一緒に歩道を歩いていたところ、本当に突然ノールックで反対側に渡ろうとしました。車やバイクが来なかったから良かったものの、その時はめちゃくちゃに怒りました。もう小学1年生だったので、子どもが交通ルールを理解していると思い込んでいました。(30代ママ)

      自動車・自転車事故が発生しやすい場面と予防ポイントは以下の通りです。

      道路上
      ・子どもと手をつないで、大人が車道側、白線の内側を歩く
      ・交通ルールを子どもに教育する
      ・道路越しで子どもに声をかけない
      ・駐車場は死角が多いため特に注意する

      自動車内
      ・チャイルドシートとシートベルトを使用する
      ・熱中症予防のため、短時間でも子どもを車内に一人で残さない

      子どもを乗せた自転車
      ・ヘルメットとベルトを必ず着用させる
      ・子どもを乗せた状態で自転車から目を離さない、離れない

      窒息・誤飲
      窒息・誤飲事故は、特に0~3歳までの乳幼児期に起こりやすい事故です。

      3ヶ月位の時にミルクを作りに離れた間に、近くにあったタオルが顔にかかってしまい、バタバタしていた。(40代ママ)

      ホットケーキを食べた時に喉に詰まらせてしまいました。息子も私も慌てているうちに、何かの拍子にホットケーキがポンっと口から飛び出したのですが、今でも思い出すと怖いです。子供、当時一歳でした。(40代ママ)

      窒息・誤飲事故が発生しやすい場面と事故防止ポイントは以下の通りです。

      【0歳~1歳くらい】
      就寝時の窒息
      ・敷布団やマットレスは硬めのものを使用
      ・掛け布団は軽いものを使用
      ・添い寝せず、ベビーベッドに寝かせる
      ・授乳後はゲップしてから寝かせる

      【0歳~6歳くらい】
      異物の誤飲
      ・包装フィルムやシールがついているものや、対象年齢外の玩具で遊ばせない
      ・医薬品、洗剤、たばこ、お酒、磁石などは子どもの手が届かないところに置く
      ・ボタン電池が出ないよう器具のカバーを固定する

      食べ物での窒息
      ・モサモサした食感のものや、噛み応えがある食材は1cm大程度に
      ・球形の食品は4等分にして、皮は除去
      ・かみ切りにくい食材は1歳以下の子どもに与えない
      ・豆やナッツ類は5歳以下の子どもに与えない
      ・食べ物を口に入れたまま遊ばせない、寝転ばせない、お喋りさせない

      挟む・切る

      子どもの小さな手や体は、いろいろな場所に挟まります。料理中の包丁の扱いにも要注意です。

      生後半年ほどのとき、抱っこ紐で子供の手を挟んでしまい、血だらけになり猛ダッシュで近くの病院に走りました。怪我自体は大したことなかったようですが、血の量にビックリしました。(30代ママ)

      料理をしているとき、3歳の娘が料理をしている様子を見たくて踏み台を持ってきて見ることがあるのですが、「これなぁに?」と(娘が)大きな包丁の刃の部分を持ち上げ、とても焦りました。「危ないからちょうだい」と言っても離さず、足元に落としたときには青ざめました。(30代ママ)

      エレベーターのドアを触っていて、そのままドアと一緒に指が隙間に吸い込まれた。吸い込まれた瞬間、とっさに引っ張って抜いた。引っ張っていなかったらそのまま吸い込まれていったかと思うとゾッとする(40代ママ)

      挟む・切る事故が発生しやすい場面と注意ポイントは以下の通りです。

      【0~3歳くらい】
      ドアや窓の開閉時
      ・子どもが近くにいないか確認
      ・自宅のドアにすき間防止カバーをつける

      【1~6歳くらい】
      刃物の使用時
      ・刃物は子どもの手が届かないところに置く
      ・使用したらすぐ片付ける
      ・キッチン前にベビーゲートをつける
      ・収納場所にチャイルドロックをつける

      水回り事故

      水回り事故が起きる場所は年齢によって変わります。幼いほど浴槽での溺水が多く、成長するにつれてプールや自然水域での溺水が増加します。

      私の母と娘が一緒にお風呂に入っていたとき(娘は当時2歳)私が様子を見に行くと、母は髪の毛を洗っていて娘だけお風呂の中にいたのですが、もがくわけでもなく上を見たまま湯船に沈んでいる娘がいてとてもびっくりしました。幸いそうなってからすぐに見つけたようで、引き上げると普通にしていたので事なきを得ましたが本当に怖かったです。その時始めて、足がつくところでも溺れることと、子供は溺れても騒がない事を知りました。(30代ママ)

      水回り事故が発生しやすい場面や注意ポイントは以下の通りです。

      【0歳~】
      浴槽への転落
      ・浴室に鍵をかける
      ・入浴後は浴槽の水を抜く

      入浴時
      ・大人が洗髪する際は子どもを浴槽から出す
      ・浴室に子どもを一人で残さない
      ・浮き輪使用時も目を離さない

      洗濯機などへの転落
      ・洗濯機、バケツ、洗面器などに水を溜めない
      ・洗濯機にチャイルドロックをつける

      【1歳~】
      ビニールプールやプールで
      ・水深が浅くても、大人が必ずつきそい、目を離さない

      【2歳~】
      海や川で
      ・水深が浅くても、大人が必ずつきそい、目を離さない
      ・ライフジャケットを着用させる

      ため池、用水路、排水溝、浄化槽で
      ・管理者に柵の設置を依頼する
      ・危険な場所であることを子どもに伝える

      やけど事故

      子どもは好奇心に任せて熱いものをひっくり返したり、触ったり、思わぬ行動をします。

      離婚して実家で暮らしていた頃、冬に煙突付きの石油ストーブの上で母がお餅を焼こうと置いたために、娘はそれが気になって、それまで近づいたりしていなかったストーブに手をつけて背伸びをして何を置いたのか確認してしまいました。手を置いた場所はガンガンに熱くなっていたところで手も一瞬ではなく数秒おいたままだったので両手の掌に大やけどを負い、すぐに病院に行き薬を塗ってガーゼを巻いて包帯でぐるぐる巻きにされてしまいました。

      何度もガーゼの取り替えに行かないといけなくて、取るときは患部に張り付いているので毎回大泣きで可哀想でした。今では後も残らず綺麗に直り、本人も1歳半のときなので覚えていませんが、その後生まれた甥っ子たちには同じ思いをさせないように、ものすごく気をつけています。(30代ママ)

      やけど事故が発生しやすい場面と注意ポイントは以下の通りです。

      【0~2歳くらい】
      汁物でのやけど
      ・高温の飲み物をテーブルに置くときは中央に置く
      ・子どもを抱っこしたまま高温の飲み物を手に取らない
      ・テーブルクロスやランチョンマットは子どもが引っ張るため使用しない

      調理器具でのやけど
      ・調理後のフライパンや五徳が熱いことを伝える、触らせない
      ・調理後のフライパンの取っ手は奥に向ける
      ・炊飯器から出る蒸気に触らないよう子どもの手が届かない場所に置く

      電化製品や暖房器具などでのやけど
      ・電気ケトル、ポット、加湿器は倒れても中身がこぼれない製品を選ぶ
      ・コードも含めて、子どもの手が届かない場所に置く
      ・アイロンやヘアアイロンは子どもがいない場所で使用し、早めに片づける
      ・暖房器具の周りを柵で囲む
      ・湯たんぽや電気カーペットを長時間使用しない
      ・ライター類はロック機能がついたものを使用し、子どもの手が届かない場所に置く

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      子どもの事故事例【年齢別】

      子ども 事故防止

      続いて、子どもの「年齢別」に、実際に起きてしまった事故をご紹介します。自分のお子さんの年齢と照らし合わせて、事故防止にお役立てください。

      子どもの事故事例|0歳

      こども家庭庁の資料によれば、0歳児の不慮の事故による死因は「窒息」が約7割です。中でも「ベッド内」での死亡事故が多く発生しています。

      アンケートでは、転落事故の事例が多々ありました。どの事例も一瞬だけイスやベッドの上に置いて目を離したすきに…というパターンが多かったです。

      生後1ヶ月前後の時、オムツ交換中に便を飛ばしてしまったので、ベッドをどけたりシーツ交換など処理で一時的に椅子の上に置いて洗濯などでバタバタしていたら椅子から落ちていてギャン泣きしている所を発見!救急相談に電話して救急車で病院に行くことになりました。深夜1時くらいの出来事で帰る頃は深夜3時になっていました。診察と頭部CTの結果も異常がなく、ホッとしましたがそれ以降は事故に注意する意識も高くなりました(30代ママ)

      まだ寝返りしないと思っていた子供をベッドの壁側に寝かせていたら、反対側まで寝返りした様子で、落ちました。当時5カ月。(40代ママ)

      病院の診察台の上にまだ完全に安定しないお座り(7ヶ月くらい)ができるようになった娘を置いた際、娘がバランスを崩して後ろ向きに倒れ、診察台から後転して転落しました。おでこを打ち付け大泣きしました。幸い、そこが小児科の診察室であったため、先生に診てもらうこともできました。その後も問題なく大事にならなかったので、よかったです。(30代ママ)

      たとえ新生児であっても原始反射で体を動かしています。「赤ちゃんは、あまり動かないから」と油断しないことが事故防止のポイントです。

      ハイハイができるようになってからは、窓やベランダからの転落にも要注意です。

      リビングの掃き出し窓を開けて洗濯物を干していたところ、ハイハイの娘がいつの間にか近くに来ていてそのまま庭に落下しまし。下のコンクリートに頭をぶつけてしまい、慌てて脳神経外科へ連れていきました。(30代ママ)

      子どもの事故事例|1歳

      歩けるようになる1歳児では、不慮の事故による死因トップが「交通事故」に変わります。続いて2位が「浴槽での溺水」。保護者の洗髪中や、子どもたちだけでの入浴時は特に危険です。

      下の子が1歳なりたての頃上の子と風呂に入っている最中に少し目を離したらお風呂で暴れたせいで溺れた(30代ママ)

      また、離乳食が始まるため、食物の誤えんによる窒息死亡例も多い年齢です。何でもお口に入れたり、触りたがる時期なので、誤飲や包丁の扱いにも注意しましょう。

      親の薬の誤飲。普段は手の届かないところに置いていたが、子供の成長と行動力を甘く見ていて手が届く位置になってしまっていたことに気づかなかった。(当時1歳)(30代ママ)

      おんぶしていた時に料理したら作業しているうちにキッチンの包丁を子供が手にしていた(30代ママ)

      子どもの事故事例|2歳

      離乳食を完了して本格的な幼児食に移行する2歳になると、食物の誤えん事故にますます注意が必要です。

      2.3歳の頃、マクドナルドのポテトが喉に詰まりなんとか吐き出しましたが、顔色が悪くなりすごく怖かったです。(40代ママ)

      また、階段を上り下りできるようになるため、転落事故も発生するようになります。

      2歳の時に階段を踏み外し、転げ落ちた。打ちどころが良かったため、大事故には繋がらなかった。(30代ママ)

      他にも、ショッピングカート、ベランダ、窓、二輪車、キックスケーターなどからの転落事故に要注意です。

      浴槽での溺水事故も引き続き多いため、まだまだ注意しましょう。

      子どもの事故事例|3歳

      3歳になると、両足で同時に台から飛び降りれるようになるほど足腰が発達します。高い遊具にも上れるようになるため建造物からの転落事故が本格的に増え始めます。

      公園の滑り台についているハシゴから転落して鼻をうった(40代ママ)

      複数回、階段から落下しました。小さい時は後ろ向きで手をついて降りてましたが、3歳くらいになって前向きに降りるようになり、バランスを崩して頭から落ちたり、足から落ちたりしました。(30代ママ)

      また、さまざまな物の誤飲事故による死亡例も多い年齢です。例えば、包装フィルム、シール、医薬品、洗剤、たばこ、お酒、ボタン電池、小さなおもちゃの誤飲に要注意です。

      氷が大好きで勝手に製氷機をあけては食べることがあったのですが、ある日いつものように氷を食べ、食べながらふらふらしている表紙に氷を喉に詰まらせ「うっ!うっ!」と息ができなくなったことがありました。めちゃくちゃ背中を叩いて叫びながら声をかけたりしているうちに、氷が体温で溶けてきたようで、息ができるようになったのですが、氷でも喉を詰まらせてしまうことがあるんだと、とても怖かったです。(30代ママ)

      川や海など自然水域での「溺水」が増え始めるのも3歳です。

      子どもの事故事例|4歳

      4歳になると「自然水域」での溺水に加え「プール」での死亡例が増えるため注意が必要です。

      また、料理に興味を持ち始めるお子さんが多いのか、やけど事故も発生します。フライパンや五徳は熱した後も冷めた状態と色が変わらないため、子どもはふとした拍子に触ってしまいがちです。

      一緒に料理をしている時に、熱したフライパンに触れてしまい軽い火傷をした。(30代ママ)

      また、集団遊びができるようになり、遊び方もダイナミックになる年齢です。それが思わぬケガにつながります。

      長女が4~5歳の時、姉妹で頭をふるダンスを楽しくしてて、楽しくなりすぎて、激しくなり、木のベッドの角に思い切りおでこをぶつけてでパックリいきました。(40代ママ)

      3歳に引き続き「建造物からの転落事故」も、まだまだ多い年齢です。

      子どもの事故事例|5歳以上

      5歳以上の不慮の事故による死因として多いのは、交通事故に続いて「自然水域での溺水」です。

      この年齢になると身体能力が急激に発達し、川や海などで思いっきりレジャーを楽しめるようになるぶん注意が必要です。

      また、日常茶飯事で転落事故も起きています。

      キャラクターがついている大人用のルームシューズを買いました。肌触りがよく、冬に足先が冷たくなるので息子も娘も「いいなぁ」と言っていたので、私は「今度買ってあげるね」と言い、その場は終わりました。
      汚したくなかったのでご飯を作る時に脱いで置いておいたら、娘が「ママ、ちょっとだけこれ履いていい?」と言うので了承しました。5歳の娘がそのルームシューズを履いたまま階段を降りていたら、足を踏み外して落ちてしまいました。
      娘は頭にたんこぶ、足に大きなアザが。危ないから階段は降りないように言うべきでした。(30代ママ)

      5歳の時、公園のブランコに乗って遊んでいた息子。ちょっと目を離したら頭から落ちて血が出てしまい救急へ連れていきました。(40代ママ)

      子どもの事故防止策|ママたちが気をつけていること

      子ども 事故防止

      最後にママたちが子どもの事故防止のために注意しているポイントをご紹介します。

      子どもから目を離さない

      子どもから目を離した一瞬のすきで事故は起きます。そのため、できる限り子どもから目を離さないようにすることが事故防止の大前提といえるでしょう。

      とにかく子供から目を離さないこと。一瞬でも目を離すと危険だということを身に沁みて感じました。また危険につながる可能性のあるものを、全て排除するよう、先回りして考えることも大切だと思います。(30代ママ)

      まぁいいか!や大丈夫だろう!と思わないこと。横着した時や、油断した時ほど怪我をしてしまう。(それは子どもにも言えること)(30代ママ)

      手を離しても目を離さないこと(30代ママ)

      こどもを常に目の前においておく。家事は適当でも良いと開き直る(40代ママ)

      我が子は慎重なタイプだと感じていますが、それでもお風呂で目を閉じる時は極力短くします。片目だけ閉じたり、薄目で視界に入るように気を付けていました(30代ママ)

      危険なものを置かない・バリケードを置く

      とはいえ、四六時中、保護者が子どもを見守り続けることは困難です。そこで、せめて家庭の中だけでも危険な状況を作らないようにすることで、子どもの安全を確保しましょう。

      危ないものが入っている戸棚を開けられないようにしたり、ゴミを誤飲しないよう、こまめに掃除をしています。(30代ママ)

      危険な場所に入れないよう簡易的なバリケードを作ったり、危険物は扉の中にしまったりしていました。赤ちゃん期は日に日に動けるようになっていくので、先を見据えた対策が必要だと痛感しました。(突然ベビーサークルを乗り超えていたりする)(30代ママ)

      手の届くところに包丁を置かない。キッチンの扉に包丁を置く備え付けがありますがそこには絶対に置きません。(30代ママ)

      危険を教える

      子どもたち自身に判断してもらうことで、危険な状況を減らすことができます。自分の身を守る術を教えることも保護者の仕事ですね。

      お風呂場や階段で兄弟ケンカしない。キッチンで料理している時は近くで悪ふざけしない(と教えている)(40代ママ)

      階段の手すりを持つように声がけしたり、階段は走らないように言い聞かせています。(30代ママ)

      乗り物の注意

      交通事故は、1歳以上の子どもの不慮の事故による死因のトップです。そこで、乗り物を利用する際のルールを決めて、子どもたちに教育しているご家庭が多かったです。

      まず、外で乗り物から降りる時は自分(ママ)から先に降りて後から子供に降りるようにしています。手を離さない事を言い聞かせる。(30代ママ)

      横断歩道はできるだけ離れて止まる。指差し確認(30代ママ)

      何度も言い聞かせて本人に確認する。道路では必ず手を繋ぐ(40代ママ)

      自転車でも車でもチャイルドシート系は必ず乗せたらベルト装着まで一気にやる。何があっても途中で目も手も話さない(40代ママ)

      食べ物の注意

      食べ物による窒息も、死に至る可能性がある危険な事故です。乗り物と同様に食事でのルールを決めて教育しているご家庭が多かったです。

      食事は落ち着いて食べる(30代ママ)

      トマトやぶどうなどの丸いものはなるべく半分にカットしたり、丸い飴などもできる限り座らせて食べさせています。(30代ママ)

      上の子でホットケーキが喉に詰まったことを反省し、貪るように食べる次男の時は、パンなどは細かくしてから渡しております。(40代ママ)

      まとめ

      このように多種多様な環境で事故が起きています。とはいえ、当ページでご紹介したポイントを押さえれば、未然に防げる事故もあります。

      ママたちは既に十分、子どもたちから目を離さないよう努力しています。心配な場合は一人で抱え込まずに、パパや家族に相談し、情報を共有して事故防止をしていきましょう!

      【参考サイト】
      消費者庁消費者安全課「子どもの不慮の事故の発生傾向~厚生労働省「人口動態調査」より~」

      こども家庭庁成育局安全対策課「こどもの不慮の事故の発生傾向と対策等」

      消費者庁「御家庭内での子どもの溺水事故に御注意ください!」

      【調査名】子どものヒヤリハットに関するアンケ―ト調査
      【調査方法】インターネット調査
      【調査期間】2024年4月15日~2024年4月20日
      【対象者】子育て中の女性/全国
      【調査元】ママノワ
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