テレビ離れ?ママたちの視聴時間が減った理由!見たい番組とは【アンケート】

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      Z世代をはじめとする若者のテレビ離れがメディアで話題になっています。では、ママたちはどうなのでしょうか?

      Z世代の中には既に親になっている年代も含まれているため、今どきのママたちの中でテレビ離れが進んでいても不思議ではありません。

      そこで、ママノワでは育児中のママたちにアンケート調査を実施。ママたちのテレビ視聴事情について、データに基づいてご紹介します。

      テレビ離れをデータで見る

      テレビ 離れ

      ある調査によると、Z世代はテレビ番組を視聴する時間よりもサブスクや見逃し配信サービスの視聴時間が長いというデータがあります。

      20代のテレビチャンネルの視聴時間が平均1.3時間であるのに対し、サブスクや見逃し配信サービスでの視聴時間が平均2.4時間

      また、リアルタイムで見るテレビ番組はスポーツの試合が多いという特徴がありました。それでは、ママたちのテレビ番組視聴はどうなっているのでしょうか。ママたちのテレビ視聴時間やよく見る番組についてアンケートを取ってみました。

      参考:教育とICT olone「第125回 「若者のテレビ離れ」は本当なのか?」

      ママたちの1日の視聴時間 テレビ番組

      ママたちがテレビを見るのは1日にどのくらいなのでしょうか。アンケート結果を解説します。

      Q:1日でママがテレビを見ている時間はどのくらいですか?(サブスクの配信やDVDは除く)
      1位:1~2時間 39%
      2位:30分未満 28%
      3位:3~4時間 15%
      4位:テレビはつけない 11%
      5位:テレビがない 5%
      6位:10時間以上 2%

      もっとも多かったのは、「1~2時間」という回答で、次に「30分未満」が続きました。「テレビはつけない」や、そもそも「テレビがない」という回答も。

      今どきの若者と同じように、ママたちもダラダラとテレビを見る習慣はなさそうです。育児だけでなく、仕事を抱えているママも多いため、テレビ視聴に割ける時間はさほど多くはないのかもしれません。

      ママがよく見る番組

      次に、ママがよく見るテレビ番組について質問しました。

      Q:ママがよく見る地上波の番組のジャンルは何ですか?(複数回答可)
      1位:ニュース・報道
      2位:ドラマ
      3位:バラエティー
      4位:情報・ワイドショー
      4位:音楽
      6位:アニメ
      6位:映画
      8位:教育・教養・実用
      9位:スポーツ

      ママがよく見る番組のジャンル1位は「ニュース・報道」でした。Z世代ではリアルタイムでテレビ視聴する人が多い「スポーツ」は、ママのランキングにおいては最下位に。

      また、子どもといっしょに見ているであろう「アニメ」や「教育」などもランキング下位という結果でした。

      子ども向けの番組を流してはいても、ママはいっしょに見ていなかったり、たとえいっしょに見ていたとしても、自分が見るために選んだ番組ではないため、ママの視聴時間には含まなかったとも考えられます。

      視聴時間は以前より減少傾向

      ママたちがテレビを見る時間は「1~2時間」が最も多かったのですが、これは子育てを始める前と比べて時間が増えたのか減ったのかを質問してみました。

      Q:ママがテレビを見る時間は以前と比べて変わりましたか?
      1位:かなり減った 44%
      2位:減った 24%
      3位:変わらない19%
      4位:テレビは見ない 11%
      5位:かなり増えた 2%

      子育てを始める前と比べて、テレビを見る時間は「かなり減った」ママが多いことがわかりました。

      見る時間が「減った」と答えたママもあわせると、その数は約7割にものぼります。

      さらに「テレビは見ない」という回答もあり、子育てで忙しくなったことからテレビを見る余裕がなくなっていることが伺えます。

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      ママたちのテレビ離れ!原因とは

      テレビ離れ

      ママノワのアンケートデータから、今どきのママたちも若者と同様にテレビ離れしていることがわかりました。ママたちがテレビを見なくなった詳しい理由は何なのでしょうか。ママたちのテレビ離れの原因に迫ります。

      自分時間がない

      ママたちがテレビ離れした原因のひとつに、ママが自由に過ごせる自分の時間がないことが挙げられます。

      「仕事と家事、育児でテレビを見ている時間がないから(子ども 5歳・30代の妊娠中のママ)」

      と、ママたちは育児や家事、仕事で多忙であるため、テレビを見る余裕がありません。

      「ゆっくりテレビを見る時間が取りにくい。家事をしながら、子どもたちの好きなテレビを一緒に見ることはある。でも、テレビを見るより、夜泣きに備えて、睡眠を取りたい(子ども 0歳と2歳と4歳・30代のママ)」

      といったように、子どもが小さいうちはテレビを見るよりも睡眠時間の確保が優先です。子育てがひと段落すれば離れたテレビに戻るかと思いきや、

      子どもが生まれてからは見たい番組がリアルタイムで見られなくなった。録画したとしてもなかなか見る暇もないため、いつの間にかテレビを見なくなった。テレビを自由に見られるほどに子どもは成長したけれど、わざわざテレビをつけて見ることもないかと思うようになった(子ども 中学生と高校生・40代のママ)」

      というように、子育てを機にテレビを見る習慣がなくなってしまうママもいました。

      子ども優先のテレビ権

      ママたちがテレビ離れをしたのは、子どもの好みを優先させているからという背景もありました。

      「子供の観たい番組優先になったから(子ども 0歳と3歳・30代のママ)」

      と、チャンネル権がママから子どもへと移ったために、ママがテレビ離れせざるを得ないのも仕方のないことだといえるでしょう。

      「子供達がYouTubeや映画を見ているから(子ども 小学生・30代のママ)」

      といったように、子どもたちもテレビだけでなく動画配信サービスを利用しているのも興味深いところ。若年層に限らず、子どもたちの間でもテレビ離れは広がっているのかもしれません。

      また、ママ自身はテレビが見たくても、

      「子どもの教育テレビばっかりで、見たいのは子どもが寝てからだから、見れる時間がない(子ども 1歳・30代のママ)」

      といったように、子どもが起きている時間は、自分好みの番組を見るのはむずかしいもの。また、

      「テレビがついていると、子どもが見たい番組を要求して視聴時間が長くなるので、基本的に自分は見なくなった(子ども 2歳・30代のママ)」

      と、子どものテレビ視聴時間をむやみに増やさないためにも、ママはがまんしているようです。

      子どもへの影響を考え

      子どもへの影響を考えて、あえてテレビ離れしたママたちも少なくありません。

      「テレビを見ていると子どもに悪影響もあるかなと思い、見なくなった(子ども 0歳・20代のママ)」

      と、テレビ視聴は子どもによくない影響があると考えるママは多いようです。

      「赤ちゃんがテレビを見るのはよくないと聞き、同じ部屋にいる時はあまりつけなくなった(子ども 0歳・30代のママ)」

      といったように、子どもが生まれてすぐにテレビ離れをしたママもいれば、

      「子供がテレビを見たがるから、朝にとりあえずテレビを付けるのをやめた。その結果、だんだん見なくなった(子ども 3歳・30代のママ)」

      と、子どもの成長の過程でテレビ離れしたママもいました。

      テレビ視聴以外のことを優先

      テレビ離れをして、ほかのことに時間を使うようになったママもいます。

      「テレビを見るなら違うことをしたい(子ども 4歳と小学生・30代のママ)」

      と、テレビ視聴よりも大切なことができたようです。まだ子どもが小さいママは、

      「子どもと遊ぶため(子ども 1歳・30代のママ)」

      と、子どもと過ごす時間を優先させています。また、

      「スマホを見る時間が増えた分、テレビを見る時間が減った(子ども 3歳と5歳・30代のママ)」
      「ポイ活などを始めてスマホを見る時間が増えたから(子ども 5歳と小学生・30代のママ)」

      と、スキマ時間の使い方はテレビ視聴からスマホの操作に移行したママもいます。

      「ラジオを聴くようになったから(子ども 中学生または高校生・40代のママ)」
      「インターネットをしているから(子ども 中学生または高校生・40代のママ)」

      と、テレビ視聴以外の楽しみを見つけ、子育てが落ち着いてからもテレビ離れを継続中のママもいました。

      ママたちのサブスク配信の利用状況

      テレビ離れ

      若者たちのテレビ離れの原因として、サブスクの利用が挙げられます。

      それでは、ママたちはどうなのでしょうか。ママたちがテレビ離れをした原因は子育てにありそうですが、ママたちもサブスクを利用しているのでしょうか? アンケートで質問してみました。

      サブスク配信を利用しているのか?

      ママノワがママたちのサブスク利用についてアンケートを取ったところ、以下のような結果が出ました。

      Q:サブスクの配信(Netflix、Amazonプライム、ディズニープラスなど)は見ますか?
      1位:ときどき見る 30%
      1位:サブスクに入っていない 30%
      3位:よく見る 28%
      4位:あまり見ない 7%
      5位:まったく見ない 5%

      テレビ離れをしてサブスクを利用する若者が多いように、ママたちの間でもサブスク利用者が多いことがわかりました。

      「サブスクに入っていない」というママは3割であるため、7割のママは何らかのサブスクリプションサービスに加入しているようです。サブスク配信を「ときどき見る」ママと「よく見る」ママをあわせると、サブスクは約6割のママたちの生活の一部になっていました。

      配信をテレビで見ている現状

      次に、ママたちがサブスク配信やインターネット動画を見るツールについて教えてもらいました。

      Q:サブスクの配信やYouTubeなどは何で見ていますか?(複数回答可)
      1位:テレビ
      2位:スマホ
      3位:見ない
      4位:タブレット
      5位:パソコン

      僅差ではありますが、手軽に見られる「スマホ」を抑えて、サブスクやYouTubeを「テレビ」で見るママがもっとも多いという結果に。

      テレビ番組とサブスク配信のどちらの視聴時間が長いのかまでは不明ですが、サブスクを利用するようになったため、テレビ番組を見る時間が減少したママも少なくありません。

      YouTubeかサブスクしか見なくなったのでテレビをつけなくなった。最近見ているのはYouTubeかTwitchの配信がほとんど(子ども 0歳・30代のママ)」
      ネトフリやTVer、配信をみてるからテレビ番組を見なくなった(子ども 小学生・40代のママ)」

      というママも少なくありません。今やテレビはテレビ番組を見るだけでなく、ネット配信を見るツールにもなっているようです。

      ママが見たいテレビ番組はコレ!

      テレビ 離れ

      若者と同様にママたちのテレビ離れも進んでいることがわかりました。

      しかし、テレビの視聴時間が減ったとはいえ、ママたちはテレビを見たくなくなったわけではないようです。ママたちが「これならテレビを見たい!」と思える番組について教えてもらいました。

      子どもと一緒に楽しめる番組

      子育て中のママたちは、やはり子どもといっしょに見て楽しめるテレビ番組を求めていました。

      「子どもと一緒に楽しめる番組(子ども 1歳と4歳・30代のママ)」
      「『しまじろうのわお!』や、しまじろうの映画のように、子どもたちと一緒に、テレビの前で、参加できる番組(子ども 0歳と2歳と4歳・30代のママ)」
      「子供に安心してみせられる番組(子ども 0歳・30代のママ)」
      「アイドルやドラマが好きなので、ファン感謝祭のように親子で楽しめるイベント。特定の芸能人を好きじゃなくても楽しめるイベント感のある番組が見たい(子ども 2歳・30代のママ)」
      「家族で笑って見れるような番組(子ども 2歳と4歳と小学生・30代のママ)」
      「子育て中のママとしては、子どもと一緒に見られて、見逃したとしてもその都度楽しめる番組がいい。そんな条件を考えるとYouTubeになってしまうのが現実(子ども 中学生と高校生・40代のママ)」

      地域に密着した情報

      子どもを連れて遠くにおでかけするのはハードルが高いためか、自分が住んでいるエリア周辺の情報番組をテレビで見て参考にしたいと希望するママもいます。

      「自分の住んでいるところにフューチャーしたもの(子ども 4歳と小学生・40代のママ)」
      「地域のグルメ情報や安く泊まれる穴場の宿や観光地などの旅情報を芸人さんたちが面白く紹介してくれたら見てみたいです。(子ども 5歳と小学生・30代の妊娠中のママ)」

      おもしろいドラマ

      おもしろいと思えるドラマさえあれば、テレビを見たいというママもいました。

      「育児の合間に見れるドラマ(子ども 1歳・30代のママ)」
      「魅力的なドラマ。見ない、見ないと言っていても、NHKの大奥は何がなんでも見ていたので、そこまでおもしろいものがあれば見る(子ども 2歳・30代のママ)」
      「よくネトフリやティーバーで昔のヒットドラマを見ます。やっぱり面白いです。(子ども 小学生・40代のママ)」

      その他

      このほか、ママたちからはテレビ番組に対するさまざまな希望が挙がりました。

      「断捨離の仕方を教えてくれるテレビ番組(子ども 1歳・30代のママ)」
      「参加型で賞品が当たる番組(子ども 1歳と5歳と小学生・30代のママ)」
      「芸人さんの運動会が好き。ネタ番組はよく見るからもういいかと思ってしまうが、運動会は滅多にないのでみてしまう(子ども 5歳と小学生と中学生・30代のママ)
      「やらせのない番組(子ども 中学生または高校生・40代のママ)」
      「生放送の音楽番組など(子ども 0歳・20代のママ)」
      「旅番組(子ども 6歳と小学生・妊娠中の40代のママ)」
      「ライブ映像のような音楽番組(子ども 0歳・30代のママ)」

      テレビ番組に戻るのは難しい

      育児で忙しかったり、子どもにチャンネル権を譲ったりと、ママがテレビを見る時間は減っているのが現状。

      しかし、ママたちにはおもしろい番組さえあれば多少無理をしてでもテレビを見たいという気持ちはありました。

      しかし、残念ながらママたちのお眼鏡にかなう番組はなく、これからもなかなか出てこないだろうというあきらめモードの人もいました。

      「昔のように面白い番組(子ども 小学生・30代のママ)」
      テレビより、YouTubeなどのほうが(制作)ルールが厳格化されていないため面白いものが多い気がする(子ども 1歳・30代のママ)」
      1度テレビ離れすると何の番組があるのか自体、情報が入ってこないので難しいとは思う(子ども 0歳・30代のママ)」

      結局のところ、以前見ておもしろかったドラマを配信やYouTubeを見て満足しており、ママたちがテレビ番組を見る機会は失われたままのようです。

      ママたちにとって、テレビ番組がおもしろかったのは昔のこと。今やテレビは魅力的なメディアではなくなってしまったのかもしれません。

      まとめ

      テレビ離れ

      Z世代だけでなく、子育て中のママ世代もテレビ離れをしていることがわかりました

      しかし、その理由はサブスクがテレビにとって代わった若者たちとは少し異なります。ママたちは子育てを優先しているためにテレビ番組を見る余裕がなく、結果的にテレビ離れしたことがわかりました。

      また、テレビを見る習慣がなくなると、子どもが成長してからもテレビを見る習慣は戻らないという傾向もあります。

      ただ、ママたちはテレビが嫌いになってしまったわけではなく、おもしろい番組さえあればテレビを見たいと考えているママも少なくありません。

      ママが見たくなるようなテレビ番組が登場することを願うばかりです。

      【調査名】テレビの視聴に関するアンケ―ト調査
      【調査方法】インターネット調査
      【調査期間】2024年5月28日~2024年6月2日
      【対象者】子育て世代/全国
      【調査元】ママノワ
      ママノワではアンケートや商品モニターに参加してくれるママを随時募集中です。会員登録をすると、メールマガジンで最新募集情報をお届けします。登録はコチラから!

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