マタニティマークいつからつけた?注意点や体験談もご紹介【アンケート調査】

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      「マタニティマークはいつから付けるの?」
      「マタニティマークをつける意味ってあるの?」

      プレママたちから寄せられた疑問に答えるために、ママノワではマタニティマークについて、先輩ママたちにアンケート調査を実施しました。そこからさまざまなマタニティーマーク事情が見えてきました。

      この記事では、先輩ママたちから寄せられたマタニティマークにまつわる体験談や、マタニティマークをつけるにあたって注意したいポイントなどもご紹介します。

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      マタニティマークとは

      マタニティマーク いつから

      マタニティマークとは、厚生労働省が推進する国民運動計画「健やか親子21」の取り組みのひとつとして妊産婦の健康を守るために作られたマークです。

      妊産婦であることをわかりやすく示すことで、周囲の人が配慮しやすくする願いが込められています。

      ▼具体的な配慮の内容として、厚生労働省は以下の例を挙げています。

      ・体調の悪そうな妊婦さんに気がついたら声をかけましょう
      ・電車やバスなどで妊婦さんに席を譲りましょう
      ・妊婦さんの近くでは喫煙をやめましょう

      引用:厚生労働省「マタニティマークについて」

      平成18年に作られたマタニティマークはかなり日本社会に普及しています。しかし、プレママだけでなく、産後ママもマタニティマークが使えることはあまり知られていないようです。

      おなかがまだ大きくない妊娠初期のプレママのように、産後のママも赤ちゃんを連れていなければわかりません。出産によってダメージを受けた体には、ケアが必要なこともあります。出産を終えてもマタニティマークは役立つことを覚えておきましょう。

      マタニティマークはどこでもらえる?

      マタニティーマークいつから

      マタニティマークは、住民登録している市区町村の役所または保健センターなどに妊娠届出書を提出した際、母子手帳(母子健康手帳)といっしょにもらうことができます

      病院を受診して赤ちゃんの心拍が確認できてから母子手帳を受け取るため、自治体からマタニティマークをもらえるのは妊娠5週目以降になることが多いようです。

      自治体のほか、首都圏ではJR東日本や東京メトロ、都営地下鉄、私鉄各線の駅でもマタニティマークを無料で配布しています。

      公共交通機関では、妊産婦本人のほか、家族がマタニティマークをもらうことも可能。自治体でもらうよりも早くマタニティマークが欲しい場合や、複数持っておきたい場合には、公共交通機関でマタニティマークをもらうのもいいでしょう。

      パパが受け取ることも可能なので、つわりなどで外出できないママはパパにお願いしてみるといいでしょう。

      マタニティマークはいつからつける

      マタニティマークは、いつからいつまでつけるという決まりはなく、妊娠中の女性はマタニティマークをつけなければいけないという決まりもありません。

      そこで、マタニティマークをつけ始めた時期について先輩ママたちに質問してみました。結果を見ると妊娠がわかったらすぐにつけたというママが過半数でした。

      「妊娠初期でも周りの人に妊婦であることがわかってもらえるから(子ども3歳、4歳・30代ママ)」と、まだおなかが目立たない時期だからこそ、マタニティマークに頼っているようです。

      マタニティマークみんなはどうしてるの?

      マタニティーマークいつから

      子どもをもつママにとってマタニティマークがなじみ深いのはもちろんですが、「高校生がバスの席を譲ってくれた(子ども4歳、7歳・30代ママ)」、「外国の方が電車で席を譲ってくれた(子ども3歳・妊娠中の30代ママ)」という経験をしたママもいることから、多くの人たちにマタニティマークが認知されていることがうかがえます。

      次にアンケート調査から見えた、ママたちのマタニティマーク事情を細かく紹介します。

      マタニティマークをつける頻度

      「おでかけの際にマタニティマークを着けていたか」聞いてみたところ、ほとんどのママがマタニティマークをつけていたことがわかりました。

      85%がつけてよかった

      「マタニティマークをつけていてよかったか」を聞いてみたところ、85%のママが「つけていてよかった」と、メリットを感じていたようです。

      「電車内で悪阻のせいで喋るのも立ってるのも辛い時に気がついてもらえた事です(子ども3歳、5歳・20代ママ)」と、妊娠初期特有のつらさから助けられた経験を持つママは多くいました

      このほか「同じ妊婦さんや、先輩ママさんと会話のきっかけになった(子ども7歳、8歳以上・30代ママ)」と、同じ立場の人たちとのコミュニケーションのきっかけになることもあるようです。

      つけない理由

      多くのママがマタニティマークをつけるメリットを感じていた一方で、マタニティマークをつけないというママもいました。

      多かったのは「必要な場面がなかったから(子ども3歳、7歳・30代ママ)」という声。

      電車やバスを利用する機会がなかったり、妊娠していることがわかる体形であれば、マタニティマークは不要だと判断したようです。

      次に、人の目が気になってつけることができなかったママたちもいました

      「電車で立っている時に、前に座っている方に圧をかけていると思われたくなかったから。座れたら嬉しかったが、譲ることを強制したいとは思っていなかったので、公共交通機関で空いている席に座る時以外は見えないようにしていました(30代ママ)」

      ママへの配慮のために作られたマタニティマークであるものの、配慮を求めていると思われたくないがために、あえてマタニティマークをつけなかったようです。

      マタニティマークの付け方

      マタニティーマークいつから

      これから出産を控えているプレママに向けて、マタニティマークのつけ方について先輩ママたちにアドバイスをもらいました。

      子どもを守るためには目立つ場所に

      「周りのことは気にせず、お腹の赤ちゃんと自分自身を守るために、いざという時のために常につけることをおすすめします(子ども1歳・30代ママ)」

      人の目が気になることからマタニティマークをつけない・隠してつけるというママもいますが、マタニティマークは不測の事態にも役立つもの。

      万が一、ママが体調不良で倒れてしまったとき、マタニティマークによって妊娠中であることがわかれば救護や医療機関での対応もスムーズにできるはずです。

      そのためにも、「見えやすい場所につけたり、両面印刷のものを使うことをオススメします!(子ども1歳・30代ママ)」と、マタニティマークは目立つ場所につけておいたほうがよさそうです。

      職場ではバッグの中に

      「TPOに合わせてつけたり外したりすることも必要だと思います(40代ママ)」と、マタニティマークは臨機応変に使用したほうがいいという声も。

      公共交通機関を利用する際にはマタニティマークをつけていても、会社では隠しているというママもいました。

      妊娠がわかっても無事に安定期を迎えるまでは家族以外の人には妊娠したことを伝えないのと同じことだといえるでしょう。

      また、「つけているだけで、働いている女性からのアタリが強くちょっとした嫌がらせをうける(子ども2歳・20代ママ)」という経験を持つママもいるため、トラブルを避けるためにもマタニティマークを隠したほうがいい場合もあるようです。

      車にも

      電車やバスを利用するときだけでなく、車に乗っているときにもマタニティマークが活躍します。
      「マタニティマークがあると駐車場も優先スペースを利用できる(子ども3歳・30代ママ)」ので、車にもマタニティマークをつけておくメリットがありそうです。

      車用のマタニティマークであるマタニティステッカーは、警察署交通課の窓口や高速道路のインフォメーション、一部の自治体で無料配布されています。

      マグネットタイプや吸盤タイプ、ステッカータイプなどがあり、赤ちゃん用品を扱っている店舗やネット通販で購入することも可能です。

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      マタニティマークつけてよかったエピソード

      マタニティマーク いつから

      マタニティマークをつけたことで、助かったことやうれしかったことなどをママたちに教えてもらいました。

      電車などの公共の乗り物

      電車やバスに乗ったとき、可能なら誰もが席に座りたいもの。ましてや、お年寄りをはじめとする座席を必要とする人を差し置いて席に座ることに引け目を感じる人も少なくありません。

      しかし、マタニティマークをつけることで、「優先席に座る罪悪感が少なくなり、通勤が少し楽になった(子ども0歳、3歳・30代ママ)」と、席に座りやすくなるメリットがあるようです。

      また、「初期でまだ妊娠が周囲から見ても分からなかった頃、座席を譲ってもらえた(子ども3歳・30代ママ)」と、親切にしてもらえて助かったという声も多く寄せられました。

      やさしさ

      マタニティマークをつけていたことで、周囲の人のやさしさに触れた経験を持つママもいます

      「妊娠中に急な立ちくらみで道端に座り込んでいた時に、道行く人がマタニティマークに気付き日陰まで肩を貸して下さり、お水を買ってきて下さったことがあります(子ども1歳、5歳・30代ママ)」

      「スーパーで少し重い買い物を1人でしていた時に、店員さんが気づいてくれてお手伝いしてもらえました(子ども2歳・妊娠中の30代ママ)」

      駐車場

      マタニティマークは公共交通機関を利用するときに使うものであるというイメージを持っている人が多いようですが、駐車場を利用するときにもマタニティマークが役立ちます。

      「妊娠中、4歳の娘と2歳の息子を連れて、食品の買い物に行くとき、マタニティマーク優先駐車場にとめられて、買い物前後、とても便利だった(子ども0歳、2歳、4歳・30代ママ)」と、妊産婦にとってありがたいサービスが受けられることもあるようです。

      マタニティマークの注意点

      マタニティーマークいつから

      マタニティマークのおかげで周囲から助けられ、心があたたかくなる経験をしたママは多いものの、残念ながらマタニティマークをつけていたことで嫌がらせをされた経験のあるママがいることもアンケートから発覚しました。

      ここでは、先輩ママたちがマタニティマークをつけるときに気をつけていたことをご紹介します。

      マタニティマークをつけたら安全とは限らない

      多くのママたちが利用したマタニティマークですが、9%のママはつけないと回答。マタニティマークをつけなかった理由の多くは、公共交通機関を利用することがないためマタニティマークが不要というものでした。

      しかし、少数ではあるものの、「知り合いから電車でマタニティマークを付けていてワザと押された話を聞いてあまり積極的に付けなかったです(子ども6歳・40代ママ)」

      嫌がらせを受けた妊婦さんの話を聞いて、おなかの赤ちゃんと自分の身を守るためにあえてマタニティマークを使わない選択をしたママもいました。

      妊娠トラブルに備える

      妊娠初期はデリケートな時期だからこそ、「1人目のときは途中までは妊娠が不安で仕方なく、気持ち的にマタニティマークをつけられなかった(子ども5歳、8歳・30代ママ)」ち、マタニティマークをつけられなかったママもいます。

      実際に、「自分が流産した時にマタニティマークを外すのが虚しかった(子ども1歳、5歳・30代ママ)」という悲しい経験をしたママも。

      万が一のことを考えて、身近な人に妊娠を知られないよう、安定期に入るまではマタニティマークをつけないという方法もあることを頭の片隅に入れておいてもよさそうです。

      周りへの配慮

      妊娠はおめでたいことですが、周りの人も自分と同じ気持ちとは限りません。「不妊治療中の方に気をつかった(子ども2歳、7歳・40代ママ)」

      赤ちゃんを授かりたくてがんばっている人のことを考えて、マタニティマークをつけなかったママもいます。

      実際に、「自分が不妊治療中はマタニティマークを見て辛い気分になったこともある。1人目妊娠初期は不妊治療中の人を辛い気分にさせるかも、とつけることを躊躇したこともあります(子ども2歳、4歳・40代ママ)」

      マタニティマークをつけたくてもつけられない人の気持ちを知っているからこそ、マタニティマークをつけるか悩んだママもいました。

      すべての人の気持ちに沿う行動をするのはむずかしいものの、友人や職場など、身近な人の気持ちに配慮することは必要だといえそうです。

      マタニティマークの種類は木や皮、アクリル素材などもあり

      マタニティーマークいつから

      ママのおしゃれ心を満たしてくれるマタニティマークもあります。

      「木製の可愛いマタニティマークなどもある(子ども2歳・30代ママ)」

      「ママ友達がシックなカラーのロゼッタのマタニティマークを作ってくれた(子ども2歳、7歳・30代ママ)」

      といったように、無料で配布されているマタニティマークではなく、市販のマタニティマーク手作りのマタニティマークを愛用していたママもいました。

      自分の気に入ったマタニティマークなら、気分もあがりそう!

      ただ、「おしゃれなものより、定番のものの方が周りに認知されているので、周囲の人に気づいて欲しいという思いで使うなら定番のものがいいと思います(子ども8歳以上・40代ママ)」というアドバイスも。

      マタニティマークをつける目的を考えて、自分にあったものを選ぶとよさそうです。

      マタニティマークの使い方・つけ方を先輩ママがアドバイス

      マタニティーマークいつから

      先輩ママがマタニティマークを実際に使ってみた経験から、マタニティマークに関するアドバイスをしてもらいました。

      複数持ってればバックに付け替えなくてもいい。一時期はスマホのストラップとかにも付けてました(子ども0歳、2歳・30代ママ)
      もしものことがあったときに、赤ちゃんがいるんだと認識されることで、できる医療処置が変わったりします。看護師として付けていただいていた方がありがたいです(子ども2歳・30代ママ)
      表に出さなくても「カバンの内側」にはつけておいたほうが良いと思う。何かあった時にサッと出せると便利です(子ども0歳、5歳、8歳・30代ママ)」
      お腹の目立たない人は妊婦さんと分かりづらいので、つけた方が周りの人も分かっていいと思います(子ども3歳、8歳以上・30代ママ)
      見てる人は親切にしてくれたりもしますが、見ていない人は見ていないので、お守りくらいな気持ちで身につけていたらいいと思います。(子ども0歳、6歳、8歳・30代ママ)
      マークをつけていて嫌がらせをする人はごくわずか。そのような人達のために我が子や自分の体調を労わってあげないのは、もったいない。
      しかし、嫌がらせが機になるような場所や機会は無理につけず外してもいいと思う。
      自分がストレスを感じないように体と心を大事にするためのマークだから。(子ども1歳・30代ママ)
      電車やバスに乗る時など、お腹が大きくなくてもつけていると気にかけてくれる人が沢山いてとても心が暖かくなりました。

      バックなどにつける際は身体の調子が良い時などは逆に気を遣われすぎて申し訳ない気持ちになるので、見えないところにしまっている事もありました。

      別に悪い事をしているわけではないので堂々としていた方が良いです。でも感謝の心を忘れずに!貧血など急にクラっと来る時もあるので、周りに周知出来る事は良い事だと思います(子ども0歳、4歳・30代ママ)

      まとめ

      マタニティマークは妊娠中のママと赤ちゃんを守ってくれる存在です。

      先輩ママたちも、公共交通機関を利用するときや、おでかけ先で急な体調不良に見舞われたときに助けられた経験がありました。

      しかし、マタニティマークをつけているからといって、配慮してもらって当たり前というわけでもありません。マタニティマークをつけているからこそ、周囲の人に感謝する気持ちを持つことが大切です

      プレママライフを快適に過ごせるよう、先輩ママたちの声を参考にしてみてくださいね。

      【調査名】マタニティマークに関するアンケ―ト調査
      【調査方法】インターネット調査
      【調査期間】2024年3月26日~2024年4月2日
      【対象者】子育て中の女性/全国
      【サンプル数】240
      【調査元】ママノワ
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