ママが1人になれる時間はとても貴重なもの…。
子育て中のママたちは1人の時間をどれくらい確保できているのでしょうか。また、1人でどのようなことをして過ごしているのでしょう。
育児中のママたちにアンケート調査を実施しました。ママたちのリアルな声と、ひとり時間を確保するための方法などをご紹介します。
ママは1人時間を十分にとれているの?
ママノワでは子育て中のママたちにアンケートを実施し、ママたちが自分のために使えるひとり時間を持てているのかを聞いてみました。
Q1:ひとり時間は十分に取れていますか? 1位 いいえ 56.8% 2位 はい 43.2% |
育児や家事、仕事にと忙しいママたちですが、約6割のママたちがひとりの時間を十分に取れていると感じているようです。ではどれくらいの時間とれているのでしょうか。
ママの1人時間はいつ?1日の平均時間は?
ママたちはひとり時間をどのくらいとれているのでしょうか。次に、ひとり時間の長さについて質問してみました。
Q2:ひとり時間は1日平均どれくらい確保できていますか? 1位 1~2時間未満 39% 2位 3時間以上 20% 3位 30分以下 18% 3位 2~3時間未満 18% 5位 1人時間はない 5% |
Q1で約6割のママたちが「ひとり時間を十分に取れている」と回答したものの、ママたちのひとり時間の平均は「1~2時間未満」が最も多いという結果に。
結婚・出産し、小さな子どもを育てているママにとっては、1~2時間未満のひとり時間でも十分にありがたいと感じているようです。
ママの1人時間の過ごし方【お気に入り編】
ママの1人時間の過ごし方について聞きました。それぞれのママには、お気に入りの過ごし方があるようです。
Q3:ママのひとり時間のお気に入りの過ごし方はありますか? 1位 ある 79.5% 2位 ない 13.6% 3位 ひとり時間がない 6.8% |
どのようにひとり時間を過ごしているのか、ママたちのコメントを交えてご紹介します。
映画・ドラマ・番組
「TVerで見逃し配信を見る。小説や漫画を読む」(20代ママ) |
「お酒を飲みながら好きなドラマを見る」(40代ママ) |
「朝、スマホで作業しながらモーサテ(Newsモーニングサテライト)を見る」(30代ママ) |
映画鑑賞やドラマの視聴は、ママたちにとって大切なリラックスタイムになっていました。動画配信サービスを利用すれば、自分の都合のいいときに好きな作品を見ることが可能。
手軽に非日常の世界に没入できるので、なかなかおでかけできないママもひとりの時間を楽しめそうです。スマホで番組を視聴できる手軽さも魅力。スキマ時間で情報収集をすることができますね。
趣味
「1人っきりになれる時間、場所を作らないと、延々やるべき事が湧いて出てきてキリが無いから、自室に篭ってゆっくりと読書を楽しむ」(40代ママ) |
「家でお気に入りのお茶を飲みながら、ゆっくり編み物をする」(40代ママ) |
「音楽を聴きながらネットサーフィンなど」(30代ママ) |
「Netflixを見ながらストレッチ」(30代ママ) |
趣味に没頭することで、育児から離れて自分だけの時間を堪能しているママもいました。好きなことに打ち込むことでリフレッシュしています。手や体を動かせば、ストレス解消にもつながりそうです。
コーヒー・お茶・スイーツ
「ネトフリを見ながらコーヒーマシーンのカフェインレスを飲んで好きなスイーツを食べる」(40代ママ) |
「コーヒーを飲みながらお菓子を食べる」(30代ママ) |
「ゆっくりお茶とお菓子を食べながらインスタを見る」(30代ママ) |
ママのひとり時間のおともには、おいしいコーヒーやお菓子は外せないようです。たとえカフェにおでかけできなくても、おうちでのティータイムがママの息抜きになっていました。
お出かけ
「二週間に一度くらいで仕事の終わりに飲み会にいったりレイトショーを見に行ったりする」(20代ママ) |
「本屋さんで好きな本を物色する。買った本をコーヒー屋さんでコーヒー飲みながら読む」(40代ママ) |
「日中時間が取れるときは映画館に一人でパパッと見に行く」(40代ママ) |
普段は子ども連れで大変な思いをすることも多いからこそ、ひとりになれる時間ができたら身軽におでかけするというママもいました。
とはいえ、子育て中のママですから、旅行したり、1日中お出かけするのはむずかしいのが実情です。
子どもが小学校や幼稚園に行っている間や、子どもが寝た後のわずかな時間を上手に利用して、ママたちはひとりの時間を満喫していました。
家事
「ひとりきりになれても結局子供や家庭の用事を済ませたりする」(30代ママ) |
「断捨離をする。(ひとり時間を楽しむのに)罪悪感を持ってしまい悪いことをしている気持ちになるから」(30代ママ) |
ひとり時間の過ごし方に、家事を挙げるママもいました。子どもといっしょの時間だと思うように家事をこなせないため、ひとり時間を利用してたまった家事を片付けているようです。
また、自由時間が持てても、子どものことが頭に浮かんで心から楽しめないというママも。せっかくひとりで過ごせるのに、子どもや家族のために貴重な自由時間を使ってしまうのはママの性なのかもしれませんね。
ママが1人時間を確保するためにしていることは?
次に、ママたちがどのようにして貴重なひとり時間を確保しているのかを聞いてみました。
Q3:ひとり時間を確保するためにしていることはなんですか?(複数回答可) 1位 パパに協力してもらう 42% 2位 子どもを寝かせる 28% 3位 父母・義父母に協力してもらう 20% 4位 有料サービス(託児所やベビーシッター)を利用 4% 5位 友人に協力してもらう 1% |
ママは1人の時間を確保するために、パパをはじめとする家族に協力してもらっていました。
一方で、託児所やベビーシッターを利用したり、友人に協力してもらうママは少数派。家族に協力をお願いするほうが気兼ねせず、ひとりの時間を満喫できるのかもしれません。
ここで注目したいのが、28%のママたちが子どもを寝かせることでひとり時間を確保している点です。
Q2ではママの自分時間の長さの上位に「1~2時間未満」と「3時間以上」があがりましたが、ママの1人時間は睡眠時間を削ったうえで確保していることも考えられます。1人時間とはいいながらも、かなりの制約もありそうです。
次に、ママたちがひとり時間を確保するための方法をご紹介しましょう。
パパに協力してもらう
ママがひとり時間を確保するためには、いっしょに育児をするパパの協力が必要不可欠です。これは、
というママの言葉にもあるように、ママのひとり時間を確保するためだけではなく、子育てをするうえでとても大切なこと。
とはいえ、ママと比べるとパパは育児に不慣れなことも。パパに子どものお世話を頼むときには、やるべきことや気をつけることを具体的に伝えましょう。
最初は短時間から始めてみて。パパも子どものお世話ができるという自信がついたら、徐々に時間を延ばしていくといいでしょう。
子どもを寝かせる
パパの協力が得られない場合や、子どもがママと離れられない場合は、子どもの睡眠時間をママのひとり時間に充てる方法もあります。
とはいえ、子どもが寝ている間に家事を片付けるママも多く、リフレッシュにはならないという声も。
子どもが寝たあとの時間を有効活用するためにも、家事の時間を減らしておくのも手です。食洗器やロボット掃除機などの家電を活用したり、家事代行サービスを利用するなどして家事を時短すれば、子どもが寝たあとの時間を心置きなく楽しむことができそうです。
祖父母に協力してもらう
ママの1人時間を確保するために、おじいちゃんやおばあちゃんに子どものお世話をお願いするという方法もあります。
ここでも気をつけたいのが、注意してほしい点をきちんと伝えておくことです。子育てママとその両親とでは、育児に対する考え方や常識が違うこともあるからです。育児経験者だからといって、丸投げにならないようにしましょう。
また、ママが子どもをお世話するときのスタイルとは違うことがあったとしても、子どもの安全に関わること以外は目をつむることもときには必要です。
有料サービスを利用する
ママがひとりになれる時間を確保するために、有料サービスを利用して家族以外の手を借りる方法もあります。
託児所の一時保育やベビーシッターなど民間のサービスのほか、行政が提供するサービスも。子育ての援助を受けたい人と援助を行いたい人をつなぐ「ファミリー・サポート・センター」という自治体の組織もあります。
保育園や幼稚園への送迎のほか、保護者に用事がある際に子どもを預かってもらうなど、地域に住む提供会員からサポートを受けることが可能。
一部の地域では、病児・病後児の預かりや、早朝・夜間も預かりに対応していることも。各自治体でサービス内容が異なるので、まずはチェックしてみて。
友人に協力してもらう
ママの時間を捻出するために、友人やママ友に協力してもらう方法もあります。
リフレッシュのために子どもを預けるのは心苦しさがあるかもしれませんが、子どもを連れて行きづらい用事があるときにお願いする程度ならどうでしょうか。
例えば、病院を受診するときや、子どもたち同士が楽しく遊んでいるときに買い物に出かけるなど、ママが用事を済ませる少しの間だけ子どもを預かってもらえたら、ママも生活しやすくなりそう。
お互い様の精神を持って、ママ友同士で助け合いながら育児ができるといいですね。
その他
子どもと離れてほっとひと息つける時間が持てるのが理想ですが、子どもが小さいうちはそれが叶わないことも多いはず。
その場合、ママが早起きをして朝活をしたり、子どもが遊びに夢中になっているときなど、スキマ時間を活用してひとりの時間を確保する方法もあります。
まとめ
いくら子どもがかわいくても、どれだけ子どもを愛していても、育児に疲れることがあるのは当然のこと。
育児をがんばるためにも、ママがひとりでのんびりと過ごす時間を持つことは大切です。とはいえ、ママたちが自由に過ごせる時間はさほど多くはないのが現状。
貴重なひとり時間を有意義に過ごすためにも、スキマ時間にできるリフレッシュ方法をいくつか考えておきましょう。たとえ時間が短くても、やりたいことができれば満足度は高いはず。ひとり時間にやりたいことリストを作っておくのもよさそうです。
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