蛇口をひねればきれいな水が出てくるとはいえ、ペットボトルやウォーターサーバーなど、わたしたちはさまざまな水を選ぶことができます。そんな中、ママたちはどのような水を選んでいるのでしょうか。
ママノワでは子育て中のママたちにアンケート調査を実施し、普段使っている水の種類や水にかける金額、好きなペットボトルの水について教えてもらいました。
ママたちに人気の水ブランドや、おすすめする理由を参考にして、お気に入りの水を見つけてくださいね。


飲料水や料理の水は何を使ってるの?

ママたちは普段どんな水を使っているのでしょうか。アンケート結果をご紹介します。
Q:飲料水や料理で主に使う水は何ですか?
1位:浄水器の水 42.7%
2位:水道水 30.5%
3位:ペットボトルの水 14.5%
4位:ウォーターサーバーの水 12.2%

店頭にはさまざまなペットボトルの水が並び、ウォーターサーバーの宅配サービスがあるものの、今回の調査ではママたちが主に使っているのは浄水器の水や水道水でした。
水道水をそのまま飲むことができる日本ですから、わざわざお水を買う必要がないと感じるママが多いのも不思議ではありません。
飲料水の料金は1ヵ月どれくらい?

次に、ママたちが飲料水にかける額を教えてもらいました。
Q:1カ月にかかる飲料水の料金はどのくらいですか?(水道料金を除く)
1位:1,000円未満 28.2%
2位:1,000円~3,000円未満 26.7%
3位:購入しない 20.6%
4位:3,000円~5,000円未満 11.5%
5位:5,000円~1万円未満 9.2%
ママたちは普段から浄水器の水や水道水を使うことが多いためか、1カ月あたりの飲料水の料金は1,000円未満が1位に。
そもそも水を購入しないと回答したママたちは約21%にものぼります。
と、財布の紐が固いママもいますが、
と、水道水の質に満足していることから、わざわざペットボトルの水を購入する必要はないと考えているママたちも多いようです。
ミネラルウォーターの使い道は?

飲料水やお料理には水道水や浄水器の水を使うママが多いようですが、購入したお水はどのように使われているのでしょうか。ペットボトルやウォーターサーバーのミネラルウォーターの使い道を教えてもらいました。
Q:購入したミネラルウォーターの使い道は?
1位:飲み水として 79%
2位:お茶やコーヒーなどの飲み物を淹れるとき 2.2%
2位:お米を炊くとき 2.2%
2位:災害用 2.2%
約90%のママたちがミネラルウォーターを飲み水として使っていることがわかりました。
お料理には使ったとしても、水道水をそのまま口にするのには抵抗のあるママが多いのかもしれません。
また、ミネラルウォーターを飲料用に限定していることから、前項の「1カ月にかかる飲料水の料金」が1,000円未満に抑えられている家庭が多いのもうなずけます。
【ペットボトルの水ランキング】ママがよく購入するブランドとは!

アンケート結果から、ママたちがよく買うペットボトルの水をランキング形式にしてご紹介します。
ランクインしたペットボトルの水のタイプや、特徴、ママたちの口コミもあわせて参考にしてみてくださいね。
1位:サントリー天然水

【メーカー】サントリー食品インターナショナル株式会社
【容量と価格】280ml 130円、550ml 170円、2L 330円(いずれも税別)
【水のタイプ】軟水(硬度 約10~80mg/l)
【特徴】
「サントリー天然水」は、雄大な山々の地下深くで磨かれ、天然のミネラルが溶け込んだナチュラルミネラルウォーターです。
厳選された水源・採水地は、南アルプス、北アルプス、奥大山、阿蘇の4カ所。採水地ごとに硬度が約10~80mg(1Lあたり)異なります。
大自然で20年以上もかけて育まれた原水は、汲み上げてから一度も外気に触れさせることなくボトリング。環境にも配慮し、植物由来素材を30%使用した国内最軽量のペットボトルを使用しています。
【ママたちの口コミ評価】
ママたちがよく購入するペットボトルの水1位は、「サントリー天然水」でした。
ママたちが「サントリー天然水」を選ぶ理由は、なんといってもおいしいから! また、おいしそうなイメージや、きれいな水であるという信頼感から支持されていることがわかります。
2位:いろはす

出典:The Coca‑Cola Company「い・ろ・は・す」
【メーカー】日本コカ・コーラ株式会社
【容量と価格】285ml 84円、340ml 104円、540ml 76円、1020ml 125円、2000ml 332円(Amazon販売価格 2025年1月31日時点)※スマイルセール中
【水のタイプ】軟水(硬度 100mg/l未満)
【特徴】
「い・ろ・は・す」は、8カ所の厳選された名水地から採れた、日本生まれのナチュラルミネラルウォーターです。
赤ちゃんの負担にならない硬度100mg(1Lあたり)未満の適度なミネラル量だから、粉ミルクの調乳用にもぴったり。果物やハーブのエキスを加えたフレーバーウォーターもラインアップしています。
100%リサイクルのペットボトルは、飲むときにはスムーズに水が流れ込み、飲み終わったら簡単に平たくたためるのも特徴です。
【ママたちの口コミ評価】
ママたちがよく購入するペットボトルの水2位は、「い・ろ・は・す」でした。
ママたちは「い・ろ・は・す」をおでかけ先で購入することが多いよう。コカ・コーラ社の自動販売機は街のいたるところにあり、手にしやすいのがポイント。
また、コカ・コーラ社の公式アプリ「Coke ON(コークオン)」を利用してお得に買えるのも魅力のようです。
3位:アサヒ おいしい水 天然水 富士山

【容量と価格】600ml 145円、2L 325円(いずれも税別)
【水のタイプ】軟水(硬度 約30mg/L)
【特徴】
「アサヒ おいしい水 天然水 富士山」は、口当たりがなめらかでシンプルなおいしいナチュラルミネラルウォーターです。
岩盤や粘土層などのミネラルを含む地層をくぐり抜け、何十年もかけてろ過された深井戸水を外気に触れないようにボトリング。地下深くから採水しているので、地表の影響を受けにくいのもポイント。
赤ちゃんの粉ミルクを作るのにもおすすめです。
【ママたちの口コミ評価】
ママたちがよく購入するペットボトルの水3位は、「アサヒ おいしい水 天然水 富士山」でした。
ペットボトルの水は飲み水のほか、少数派とはいえお料理に使うママもいるため、価格にもこだわりたいところ。その点、「アサヒ おいしい水 天然水 富士山」は、おいしくて安価な点が評価されているようです。
4位:ファミリーマート
【メーカー】株式会社ファミリーマート
【容量と価格】600ml 108円、1020ml 150円、2000ml 110円(いずれも税込)
【水のタイプ】軟水~中硬水(硬度 17~150mg/L)
【特徴】
ファミリーマートには、ファミリーマートが製造から販売まで一貫して手がけたプライベートブランドの水がラインアップ。
国土交通省が「水の郷百選」に認定した「新潟県津南の天然水」や「長野県安曇野の天然水」、シリカを70mg/L含んだ「宮崎県霧島の天然水」など、採水地ごとに異なる味わいの水が楽しめます。
【ママたちの口コミ評価】
ママたちがよく購入するペットボトルの水4位は、「ファミリーマートの水」でした。
ファミリーマートよりも店舗数の多い他コンビニチェーンではなくファミリーマートの水が選ばれたのは、複数の採水地の水がラインアップしているのが理由。
採水地ごとに硬度やパッケージが差別化されており、ママが好きなお水が選べる点が支持されています。
5位:アサヒ おいしい水 富士山のバナジウム天然水

出典:アサヒ「アサヒ おいしい水 富士山のバナジウム天然水」
【メーカー】アサヒ飲料株式会社
【容量と価格】350ml 115円、600ml 145円、2L 325円(いずれも税別)
【水のタイプ】軟水(硬度 30mg/L)
【特徴】
「アサヒ おいしい水 富士山のバナジウム天然水」は、雄大で美しい富士山の恵みを受けた天然水です。
富士山の玄武岩に浸透して溶けだした天然のミネラル成分であるバナジウムを豊富に含んでいるのが特徴。世界各国の研究者たちが注目するバナジウムを含んだミネラル天然水は、日本人にぴったりの軟水です。
【ママたちの口コミ評価】
ママたちがよく購入するペットボトルの水5位は、「アサヒ おいしい水 富士山のバナジウム天然水」でした。
他のペットボトルのお水とは異なり、バナジウム入りというメリットがあるにも関わらず、手ごろな価格であることが人気の理由です。
6位:クリスタルガイザー

メーカー】大塚食品株式会社
【容量と価格】310ml 129円、500ml 139円、700ml 161円(いずれも税込※大塚食品公式通販サイト販売価格)
【水のタイプ】軟水(硬度 38mg/L)
【特徴】
「クリスタルガイザー」は、アメリカでもっとも雄大な山のひとつであるマウント・シャスタの恵みを受けたミネラルウォーターです。
じっくりと自然ろ過された水を、シャスタのふもとでボトリング。日本人の味覚に合う、くせのないまろやかな味が特徴です。
【ママたちの口コミ評価】
7位:エビアン

出典:evian
【メーカー】株式会社伊藤園
【容量と価格】220ml 91円、330ml 103円、500ml 101円(いずれも税込※Amazon販売価格)
【水のタイプ】硬水(硬度 304mg/L)
【特徴】
「エビアン」は、世界有数の自然保護区・フレンチアルプスのふところで育まれたミネラルウォーターです。
氷河期に形成された地層の中を約15年かけて流れることで、天然のミネラルをたっぷりと含んでいます。しっかりとした飲みごたえの硬水なので、普段の水分補給のほか、口さみしいときにもおすすめです。
【ママたちの口コミ評価】
8位:キリン 自然が磨いた天然水

【メーカー】キリン
【容量と価格】600ml 140円、2L 310円
【水のタイプ】軟水
【特徴】「キリン 自然が磨いた天然水」は、静岡県御殿場市または岐阜県岐阜市で採水されたナチュラルミネラルウォーターです。
大自然でろ過して磨かれた、やわらかな飲み口が特徴。まろやかな軟水なので、水分補給にはもちろん、お米を炊くときや離乳食づくりにもおすすめです。ごみの分別が楽になる、ラベルレスタイプもラインアップ。
【ママたちの口コミ評価】
8位:富士ミネラルウォーター

【メーカー】富士ミネラルウォーター株式会社
【容量と価格】350ml 140円、500ml 161円、1500ml 259円、2000ml 311円(いずれも税込)
【水のタイプ】軟水(38mg/L)
【特徴】
「富士ミネラルウォーター」は、日本初の国産ナチュラルミネラルウォーターとして誕生した、95年もの歴史を持つパイオニアです。
富士山の麓で採水され、カルシウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウムの4大ミネラルとバナジウム60μg/Lを含有。口あたりがまろやかで、冷やさなくてもおいしく飲めるのが特徴です。
【ママたちの口コミ評価】
その他
ママたちがおすすめするペットボトルの水はまだまだたくさん! ここでは、ランキング外ではあるものの、ママがおすすめするペットボトルの水をご紹介します。
ペットボトルの水を選ぶ際に重要視していること

ママたちがペットボトルの水を買うとき、どのようなことを重要視しているのでしょうか。アンケート結果から、ランキング形式でご紹介します。
1位:価格
ペットボトルの水を選ぶとき、ママたちがもっとも重要視しているのは「価格」でした。
ペットボトルの水を飲み水として使っているママが多く、ゴクゴクと飲むことを考えると、やはり価格を重要視するのも自然なことでしょう。
2位:味
ペットボトルの水を選ぶとき、ママたちが重要視していることの2位は「味」でした。
ひとくちに水といっても、軟水や硬水など、味わいに違いがあるもの。飲みやすさやのどごし、クセのなさなどを気にしてペットボトルの水を選んでいるようです。
とはいえ、以前実施したペットボトル緑茶に関する調査と比較すると、ペットボトルの水に関しては味に対するこだわりがさほど感じられないのが興味深いところ。ペットボトルの水の味は、ペットボトル緑茶よりも差別化が難しいのかもしれません。
3位:ブランド
ペットボトルの水を選ぶとき、ママたちが重要視していることの3位は「ブランド」でした。
「ブランドイメージ=お水のおいしさ」と感じているママも少なくありません。CMやペットボトルのラベルデザインなども、ママたちの購買意欲を左右するポイントのひとつです。
4位:企業イメージ
ペットボトルの水を選ぶとき、ママたちが重要視していることの4位は「企業イメージ」でした。
企業イメージが良ければ、品質が保証されているようにも感じるもの。直接口にするものですから、安全性が確かな商品を選びたいという気持ちのあらわれでしょう。
4位:硬度や軟度
ペットボトルの水を選ぶとき、ママたちが重要視していることの同率4位は「硬度や軟度」でした。
一般的に、硬度の低い軟水は飲みやすく、硬度の高い硬水は飲みごたえがあるといわれています。乳幼児にはマグネシウム含有量が少なく、飲みやすい軟水がおすすめです。粉ミルクの調乳には、ミネラル成分が少ない軟水を使用しましょう。
その他
このほか、ママたちはペットボトルの水を選ぶとき、採水地やペットボトルの捨てやすさ、ペットボトルの固さなども気にかけていることがわかりました。
というママのコメントからもわかるように、子どもにペットボトルの水を飲ませるときには、子どもの使いやすさも重要です。
ペットボトルの水の主な購入先

ママたちはペットボトルの水をどこで買っているのでしょうか? 500mlペットボトルと2Lペットボトルの購入先をそれぞれ教えてもらいました。
ペットボトルの水500mlの購入先
1位:スーパーマーケット(店舗)
2位:コンビニ
3位:ネット通販
4位:ドラッグストア
5位:ネットスーパー
6位:自動販売機

ペットボトルの水2Lの購入先
1位:スーパーマーケット(店舗)
2位:ネット通販
3位:ドラッグストア
4位:コンビニ
5位:ネットスーパー

500mlペットボトルも2Lペットボトルのどちらも、購入場所の1位はスーパーマーケットでした。
500mlに関してはおでかけ先で買いやすいコンビニエンスストアや自販機がトップに躍り出るかと思いきや、そこは「ペットボトルの価格」を重視して購入しているママたちです。
少しでもお得に買えるスーパーで購入するのも納得の結果でしょう。
持ち帰るのが重い2Lペットボトルは、ネット通販で賢く購入。同じく、500mlペットボトルもネット通販で買うママが多いよう。
おでかけ先で必要になったときに買うというよりは、お気に入りのブランドのペットボトルをあらかじめ買っておいて、おでかけのときに持って出かけるというパターンが多いのかもしれません。
ペットボトル水ランキング まとめ

水道水は料理用に、ペットボトルの水は飲料用にと、使い分けているママが多いことがわかりました。
また、価格を気にして選ぶこともあり、ペットボトルの水購入にかける金額も決して多くはありませんでした。
さまざまなペットボトルの水があるものの、ママたちに共通して人気なのは硬度が低い軟水タイプです。すっきりまろやかだから子どもでも飲みやすく、ミネラルが少ないことから調乳にも使えるというのが人気の理由。
ペットボトルの水ひとつとっても、ママならではの視点で選ばれているようです。
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