多くのママに知ってもらいたい!「母乳バンク」と「ドナーミルク」のこと
「母乳バンク」「ドナーミルク」という言葉を知っていますか?
「ドナーミルク」とは寄付された母乳を低温殺菌処理したもので、その母乳を提供する施設のことを「母乳バンク」と言います。
早産や出生体重が1500g未満の赤ちゃんが自分のママから母乳をもらえない場合に、医療機関からの要請で、「母乳バンク」から「ドナーミルク」が届けられます。
小さく生まれた赤ちゃんの中にはさまざまな感染症や病気にかかるリスクがある場合が多く、粉ミルクといった人工乳よりに栄養バランスがよく消化しやすい母乳が赤ちゃんを助ける効果が高いそうです。
すべてのママが出産直後から母乳が充分に出るわけでないですし、特に早産の場合はママの体が母乳を作る準備ができていないこともありますよね。
「ドナーミルク」が赤ちゃんの命を助ける重要なカギになるんです。日本では、年間3000人ほどのドナーミルクを必要とする赤ちゃんがいるとか想定されています。
WHO(世界保健機構)では、「母親の母乳が得られない場合はドナーミルクが第一選択である」と推奨。そこで、世界50カ国以上で600もの母乳バンクが開設されています。
日本では、2017年に一般社団法人「日本母乳バンク協会」が設立されました。これまで「母乳バンク」は昭和大学江東豊洲病院内「豊洲母乳バンク」のみでしたが、今年9月に日本橋にあるピジョン株式会社の本社に「日本橋 母乳バンク」がオープンしました!
「母乳バンク」の仕組みがよりわかりやすく説明されている動画はこちら↓
ピジョンが支援する国内最大規模の「母乳バンク」が日本橋にオープン!
日本を代表するベビー用品メーカーであるピジョンが、全面サポートして開設した「日本橋 母乳バンク」。ピジョン本社の1階に設置されたこの施設は、「豊洲母乳バンク」の約6倍のドナーミルクが提供できる国内最大規模となっています。
「ドナーミルク」を提供するには?
「母乳バンク」の運営は日本母乳バンク協会が行い、ドナーの応募もホームページで行われています。
ドナーになるには、応募後に医療機関での検診などがあります。ドナー登録の希望が多数きていることから、状況に応じて、応募の中止や登録に時間がかかる場合があるそうです。
詳細は、日本母乳バンク協会ホームページでご確認ください。
「ドナーミルク」を必要とする、ひとりでも多くの赤ちゃんのために。
これは赤ちゃんを出産したママにしかできない活動です。
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