【子育てマンガ】Instagramで人気の子育てマンガ第30回『ユキタくんとユキミさん』

特別なおやつ……それは〝ラムネ”。だけどはそれは儚い存在……

息子４歳。

最近のお気に入りのおやつはラムネである。

では毎日のおやつはラムネなのか？

というと、そうでもない。

普段のおやつは野菜スティックやチーズなど。

息子は１回の食事量が少なめなので、なるべくおやつはご飯の代わりになるものをあげている。

ここぞ！

なご褒美のおやつ、ラムネ。

だがその実態は口どけがよく、お口の中ですぐに消えてしまう儚い存在である。

よってラムネを燃料にしようとすると燃費は非常に悪い。

効果は一瞬だ。

ちなみにこの日息子は本当に疲れていたらしく、いつもに増して歩きたがらなかった。

母も非常に疲れて＋買い物の荷物があったので、抱っこはちょっと難しい。

何度も

「もうあと少しでお家だよ」

「さっ！一緒に頑張ろうね！」

「お家に帰ったら、一緒にご飯を作ろうか」

などなど、模範的な声をかけてみるも息子は地蔵のように固まって動かない。

母は重たい買い物袋を持った手がしびれてジンジンしてきた。

調子に乗って鶏肉１キロなんて買うんじゃなかった。

１日で食べきるわけでもなく、どうして１キロも買ったんだろうか。

数分前肉屋さんで「特売！」の太文字に浮かれた自分を心底恨んだ。

ここは息子の調子が戻るまで根くらべをするべきか…、そう思ったとき。

ふと自分のコートのポケットに手を入れると、先ほど息子に渡した瓶の形をした容器に入ったラムネが入っていることに気づいた。

「いや…ここで、ラムネに頼るなんて…！そんなこと…っ」

するよねぇ～！！！

あるよねぇ～！！！！

模範的教育より「はよ帰りたい」

その一心だった私は息子にラムネを１粒渡した。

そして見事ラムネにつられ、歩きだす息子。

しかしラムネの効果は一瞬、燃費は非常に悪いことをお忘れではなかろうか。

３歩歩いては止まり、ラムネを１粒。

また数歩歩いては止まり、ラムネを１粒。

家までの５分間、帰宅後気づいたらラムネの瓶半分以上を食べていた。

ちなみに今まで、息子はラムネを一度に食べても多くて５粒程度。

よく食べるセロファンにくるまれているラムネは、１つの包装につき５粒なので、それ以上はご褒美価値が薄れてしまうためあげていなかった。

苦いお薬を飲んでも

長い電車の中でも

ラムネは５粒。

それがどうだろう、この日は帰宅するだけでラムネの瓶半分…。

我が家のラムネへの貴重度が一気に下がってしまった瞬間だった。

母、自業自得である。

子育ては時に、自分で作ったルールを自分で破ってしまう瞬間があるから気をつけたい。

ユキミ

毎日成長ノンストップな息子に産後から振り回されっぱなしの新米母さん。
夫と息子の3人暮らし。実家は関東、現在は関西に在住。絶賛ワンオペ育児中！
普段はインスタグラムにて息子の成長や日常などを絵日記にしております。
息子との毎日をはじめ、わが家の日常生活を垣間見ることができるインスタグラムはこちら　@yukita_1110
ブログ「これが現実！密着育児24時」も大好評です。

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