ユキタくんのあやとりブームに、苦悩する母・ユキミさんの姿が……
我こそは「あやとりクラッシャー」である。
いや、なんかかっこつけた響きのよい肩書にしてみたが、ただシンプルに「あやとりが下手くそ」な人である。
もういやだ…。
ようやく30年近くの時を経て「あやとり」から解放されたと思ったら、また!またやってきた!!あのどうにも言うことをきかない自分の指と複雑な絡まりを見せる紐とのデスマッチ。
「子どもがハマってるなら苦手を克服するチャンスじゃん」
「この機会にあやとりを学んでは?」
という声が聞こえてきそうだが、わたしゃもうそんなことは諦めておる。
いや、私もはなからあやとりを諦めていたたわけではない。
幼稚園児の時さすがに周りの子にすまない気持ちになり、親から「やさしい あやとり」なる本を買ってもらい読んでみた。
が、いざ…いざ自分の指で実践!というと指が動かんのですよ。
この本に書いてある部分の紐が、今自分の指のどの紐に当たるのかがわからない…。
なのでどこを指でとるのかがわからない…。
で、そしてわかったとしても指が動かない…。
なんが「あ!」と思った瞬間には違う方向にぐりんっと紐がおかしなことになっている。
ちなみに先日息子が園で借りてきたあやとり本を片手に、30年ぶりに自分の指に紐を絡ませてみたがが、もう、もうどうしたって紐がさ!
紐がさぁぁ!!
いや、紐だけじゃなくて私も指もか、もう何もかもが動かない。
動かしたらぐりんっ!!と変な方向へ…。
あやとりよ、どうしてそこまで私に身を任せてはくれないのだ…。
「習得されることを拒まれているんじゃ…」としか思えないくらい頭にも手にもその動きが入ってこない。
と、そんなあやとりに拒まれた女だが、その息子はいとも器用にサクサクとほうきや四角形などの形をあやとりで作っている。
5歳の指だからこんな器用に動くんだ…と年齢のせいにしたくなったが、そもそも私もあやとりデビュー5歳であった。
それでできなかったわ…、と年齢のせい説は自身の体験によって打破された。
ちなみに息子のお友達は四段ばしごが作れる子もいるらしい。
すごい。
と、現在あやとりブーム待っただ中の息子。
私が息子と同じ年に流行っていたあやとりが、こうして再び息子の回りで流行しているとは思わなかった。
私が幼少期の頃は昭和、今令和。
「あやとり」というのは時代関係なく愛される遊びなんだなぁ…、と感心した。
が、こんなにも長く愛される遊びに、ちっとも愛されない私って一体…とせつなさが募る。
ユキミ
毎日成長ノンストップな息子に産後から振り回されっぱなしの新米母さん。
夫と息子の3人暮らし。実家は関東、現在は関西に在住。絶賛ワンオペ育児中!
普段はインスタグラムにて息子の成長や日常などを絵日記にしております。
息子との毎日をはじめ、わが家の日常生活を垣間見ることができるインスタグラムはこちら @yukita_1110
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